2009年1月26日月曜日

WSFベレンで待ち受けた国際通貨取引の現実

WSF登録受付のボランティアスタッフ


寺本 勉 ATTAC関西/APWSL関西

25日の午後は、最終登録にWSF会場に行く予定でした。ところが、その前段で、ブラジルの通貨であるレアルの入手に苦労してしまいました。

経由地のマナウスでは、深夜にもかかわらず、両替できる銀行窓口が開いていたのですが、「ベレンに着いてからでいいか」と軽く考えてパスしたのが間違いのもとでした。ベレンに着いてみると、日曜日のため、空港の銀行窓口はしまっていたのです。「一応、国際空港なのに、それはないやろ」と皆でぼやきましたが、そのときは「ホテルで両替すればいいか。レートは悪いかも知れないけど」と思っていました。空港からホテルまでのタクシー代は、2005年にポルトアレグレに行ったときの紙幣の残りを持ってきている人がいて、それで支払えました。ところが、ホテルでは両替できなかったのです!

これはどの銀行に聞いても同じで、しかも日曜日で銀行や旅行社もオープンしていません。あちらこちら聞きまわり、周辺を歩き回っても、両替できるところは見つかりません。両替できなければ、タクシーやバスにも乗れないし、登録会場までも行けないことになります。

すると、近くの公園の近くで、日曜日もやっている銀行がある、との情報が入りました。急いで、その所在地とおぼしきあたりを探しましたが、銀行の影も形もありません。やっぱり外国人と見て、いい加減な情報を教えてくれたのか、と思って、ふと見上げると、公園の隅にある深部や雑誌を売っているスタンドの上に、「BANKA ・・・・」と書いてあるではないですか。えっと思いながらも、中に入り、たまたま居合わせた英語の分かるお客さんの助けも借りて聞いてみると、「ここで両替やっている」とのことでした。レートはきわめて悪かったですが、地獄に仏とはこのことでしょう。

同時に、教えてくれた人を疑った私たちの浅はかさに反省しきりでした。実に正確な情報を教えてくれたのに、私たちが見つけられなかっただけなのですから。

これで無事にレアルを入手した私たちは、タクシーでWSF会場の一つ、アマゾン農業連邦大学へ向かいました。タクシーで15分、300レアル(1200円くらい)でした。登録会場の体育館には数多くのブースが設けられ、若いボランティアの皆さんが参加者との応対や登録業務に携わっていました。(写真参照)

私たちも、WSF恒例の資料が入ったショルダーバッグを受け取り、早速肩にかけました。(写真参照)

このあと、プレス登録のため、もう一つの会場であるUFPA(パラ連邦大学)に出かけてのですが、そこではトラブルが待ち受けていました。その内容は、次回の投稿で。さすがに、ちょっと疲れてきたので、寝ることにします。

WSFのロゴ入りバッグを受け取り喜ぶ

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