2015年の世界社会フォーラム(World Social Forum / Fórum Social Mundial)は、3月24日から3月38日まで、チュニス(チュニジア)で開催されます。このブログでは、日本からの参加者のレポートをお届けする予定です。
2015年3月20日金曜日
オープニング・マーチはバルドー博物館に向かうことに
声明の中では、世界中の参加予定者から参加を再確認し、テロに対する闘いへの連帯を表明するメッセージが多数寄せられたことが述べられています。
そして、
*オープニング・マーチは当初の予定を変更して、24日午後4時にBab Saadoun Squareを出発して、テロリストの標的とされたバルドー博物館まで「世界の人民はテロリズムに反対して団結を」のスローガンのもとに行進する
*世界社会フォーラム国際評議会の中に特別委員会が設置され、テロリズムと闘うためにオルタ・グローバリゼーション運動によるバルドー国際憲章を定める
*この憲章を発表するために、3月26日12時、Farhat Hached大学キャンパスへの結集を呼びかける
とのことです。
ATTAC関西
寺本 勉
2015年3月19日木曜日
プログラムが公開されました
https://fsm2015.org/en/download-program
チュニスでの博物館襲撃事件を受けて、2015チュニスWSF組織委員会が声明を発表
チュニスでの博物館襲撃事件を受けて、2015チュニスWSF組織委員会が以下のような声明を発表しました。世界社会フォーラムは予定どおり開催されます。
2015年3月18日、チュニス※翻訳 ATTAC Japan 国際ネットワーク委員会
本日、国会近くのバルド博物館で発生した卑劣なテロリストの攻撃を受けて、2015 世界社会フォーラム組織委員会は、世界社会フォーラムおよびすべての活動が、予定通り開催されることを宣言する。
この攻撃によるテロリストグループの狙いは、チュニジアおよび同地域が現在経験している民主的移行を頓挫させて、自由、民主主義、および民主主義の確立への平和的参加を希求する市民たちの中に恐怖の状態を作り出すことである。
チュニジアの社会運動、市民運動およびすべての政治機関は、直ちにテロリズムに反対し、テロリズムと闘うために団結を呼び掛けた。これは、チュニジア人が最近の民主的経験をいかに大切に考えているかを示すものである。チュニジアおよび同地域の社会および市民運動は、暴力とに反対するために、世界中の民主的勢力のグローバルな支援に期待する。
WSF(2015年3月24〜28日チュニス)へのかつてないほどの大規模な参加こそが、より良い世界、公正かつ自由な世界、および平和的共存の世界のためにオルタグローバリゼーション運動のまっただ中で行動するすべての平和および民主的勢力からの適切な回答であろう。
WSF組織委員会は、民主主義、自由および寛容を危険にさらすテロリズムと狂信に対して、市民のおよび平和的な闘いを勝利させるために、すべてのWSF構成団体と参加者に、動員およびこの節目を成功させるためにに努力を強化することを呼び掛ける。
2015チュニスWSF組織委員会
コーディネーター
Abderrahmane Hedhili
2015年3月17日火曜日
WSF2015のスケジュール
WSF2015の大まかなスケジュールが送られてきました。
「課題別集中討論」としているのは、Convergence Assembliesの訳ですが、いくつかの組織ないしは国際ネットワークが一緒にやる会議のようです。HPを見ると、30ほどのアセムブリーが登録されています。
24日
青年集会 (11:00)
女性集会 (11:00)
オープニング・マーチ(15:00出発)the Municipal Theatroから the Place des Droits de l’Hommeまで
オープニング・ショー (Place des Droits de l’Homme)
25日
ワークショップなど( 8:30~17:30)
26日
ワークショップなど( 8:30~17:30)
課題別集中討論(15:00 ~ 17:30)
27日
ワークショップなど( 8:30~17:30)
課題別集中討論(15:00 ~ 17:30)
28日
ワークショップなど( 8:30~14:00)
課題別集中討論の集約(14:00)
クロージング・マーチ(16:00)
クロージング・ショー
ATTAC関西
寺本 勉
【報告会】チュニスであいましょう~ 世界社会フォーラム2015から / attacカフェ@ラバンデリア[2015-03-28]
先の記事(世界社会フォーラム2015まで一週間)で大阪でのイベントについてはお知らせしましたが、以下は 東京で開催の報告会のお知らせです。attaction ブログ記事からの転載です。
チュニスであいましょう
~ 世界社会フォーラム2015から
日時 3月28日(土)18:30~20:30
場所 カフェ・ラバンデリア(地図)
※入場無料ですがワンドリンク以上のオーダをお願いします。
3月24日から28日の日程でチュニジアの首都チュニスで世界社会フォーラムが開催されます。日本から参加されているみなさんとインターネットでつなぐ予定。アラブの春と世界をつなぐオルタモンデリストたちの活躍にこうご期待。がんばれチュニジア!
今回は「横浜でTICADを考える会」と共催。TICADを考える会は2008年と2013年に横浜で開催されたTICAD(アフリカ開発会議)に対する対抗アクションを取り組んだ市民運動のグループです。前回2013年のWSFもチュニジアで開催され、横浜で現地とつなぐイベントを開催しました。
2015年3月16日月曜日
世界社会フォーラム2015まで一週間
チュニジアのチュニスでの開催は前回に続いて2回目です。チュニジアでは昨年10月に総選挙、11月23日と12月21日に大統領選挙が行われ、曲がりなりにも「アラブの春」の成果が継承されている形とはなっていますが、対外債務、政府の新自由主義的な政策など、チュニジア社会の抱える社会的問題の解決からは程遠い現状にあることも事実です。今回の世界社会フォーラムでは、「アラブの春」以降の中東における諸問題も議論されると思われ、このブログでもできるだけ現地の状況や活動家の意見なども伝えていきたいと思っています。ご期待下さい。
世界社会フォーラム2015のスケジュールですが、24日午後にオープニング・パレードが行われてスタートし、28日午後のクロージング・セレモニー(パレード)で閉会する予定です。すでに多くのワークショップの案内がHPに掲載されています。日本に関係するものとしては、26日午前に「核エネルギー問題の課題別フォーラム日本開催」問題を議論するワークショップが、そして28日昼ごろに「福島の状況」を報告するワークショップが開かれます。
この世界社会フォーラムを現地から報告するイベントが、大阪では3月28日(土)に行われます。会場は、討論バー・シチズン(大阪・日本橋、地下鉄「恵美須町」駅下車すぐ)、時間は17時からです。チュニジア現地から直接、インターネットを通じて報告する予定ですので、ぜひご参加下さい。
ATTAC関西グループ
寺本 勉