2009年1月27日火曜日

プレス登録をめぐって

寺本 勉 ATTAC関西/APWSL関西

 今日、市内探訪に出かけたメンバーが、タクシーの運転手の方から聞いた話を紹介します。

 その運転手の方は、現在62歳。6歳の頃に、両親とともにブラジル丸で、マナウス周辺の入植地に来たそうです。しかし、その入植地は、もっとも土地を選ばないイモ類ですら育たない砂地で、ほどなく入職者たちはその土地を捨て、他の場所で死に物狂いで生計を立ててきたとのこと。日本政府による南米移住推進=棄民政策の例といえるでしょう。その方も、ベレン周辺で、野菜を栽培し、ベレンの港近くの野菜市場に売りに来ていたそうですが、それもなかなかうまくいかず、いまはタクシーの運転手をしている。しかし、ベレンではタクシーが過剰状態で、生活は大変とこぼしていたそうです。確かに、市内の路地とも言える狭い道路を歩いていても、ひっきりなしに空車のタクシーが通ります。タクシーのほとんどは、ドイツ、フランス、イタリアなどの小型車です。

 また、ベレン市内には、宿泊施設は8000ベッドしかなく、その10倍もの人が参加する予定のため、ホテルに泊まれなかった人は、ATTACフランスのように「シップ・ホテル」に泊まるか(狭いスペースに何十人も入れられているらしい)、民宿するか、ユース・キャンプに入るか、になっているようです。それでもベレンでの開催にこだわったのは、アマゾンでの開催という点を重視したからでしょう。

 私は、結局、夜の社会運動団体の会議に出れなかったので、その報告は春日さん、秋本さんに譲りたいと思います。


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